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2017年01月10日

【第3次国分寺市 #特別支援教育 基本計画(義務教育時)(案)の課題(3)】各学校で、教育設備の著しい格差が!特に第4小学校は悲惨! #国分寺市 #巡回型の特別支援教室

前号の記事では、●拠点校と巡回校の教室の数や面積に著しい格差が

として『現在の「通級学級」がある小学校については、その教室や設備をそのまま「拠点校」(以下:拠点校)として使用出来る一方で、新しく「巡回型の特別支援教室」を設置する小学校(以下:巡回校)については、どこの学校においても、「拠点校」の教室水準と比べて、著しい格差が生まれてしまう状況が明らかになった』ことを書きました。(※下記資料参照:赤四角の学校が「巡回校」

※下記資料は市議会・文教子ども委員会資料「巡回型特別支援教室の開設予定場所について」より(赤線・赤四角は幸野が加筆)(再掲)

 

●個別指導も小集団指導も行えるような教室がベスト、増築も検討を

この点について、私は1220日の市議会・文教子ども委員会で「拠点校と比較して、巡回校の教室の面積は、半分、もしくはそれに満たない教室がある。しかも、拠点校にはクラスが複数あり、プレイルームや相談室もあるが、巡回校にはない。これではあまりに格差が生じてしまうのではないか」と質したところ、教育総務課長は「子どもたちを外部と切り離す形で、適切な指導と学習できるスペースがあればよく、そのことを前提に学校と協議をして決めた」と答弁し、学校指導課長は「巡回校については、個別の指導が中心になる。小集団の指導については、具体的な中身は来年度に検討するが、場合によっては、保護者との合意形成が必要だが、拠点校において複数の学校の子どもたちと実施する。なので、あまり広くなくてもこの範囲の中で指導できる」と答弁しました。

私は、小集団指導について、拠点校で実施することを、評価しつつも「『巡回校では個別指導が中心』というが、巡回型になることによって、支援を受ける対象の児童が増える。そうなってくると、個別指導の時間が取れるのか、という問題もあるし、その教室に入りきれるのか、という問題もあるし、そういう空間で情緒を安定させることができるのか、という問題があり、非常に不安がある」

「しかも、個別指導だけではソーシャルスキルトレーニングは物足りない、やはりソーシャルスキルトレーニングは小集団で行うのがベストだ」と追及したところ、教育総務課長は「この資料は現在の(案)ということ。再来年に向けて準備をしており、年度が変わることによって、学校と協議をし、決めていく必要がある。今の段階で教育委員会として考えている案だ」と答弁し、今後の改善に含みを持たせました。

私は9小や10小については、12月議会で普通教室増築の補正予算が出ているが、この機会に特別支援教育の教育環境を充実させるという意味で、教育委員会としての考えを持ってほしい。今の水準をなるべく維持するべく努力をお願いしたい」と求めました。

 

4小が深刻、アルコーブ?19uに13人?

上記の資料に加えて、さらに私が請求した資料(※下記資料参照)を重ね合わせると、より具体的に各校の事情が見えてきます。

その中で、特に深刻な状況になっているのが、4小学校です。

巡回型の特別支援教室の面積は、19.32uで「アルコーブ」を転用するとしています。「アルコーブ」とは、広辞苑で「様式建築で、室の壁の一部を入り込ませた付属空間。凹室」とあります。

そこに、現時点で対象になっている児童だけで13が通うことになっています。

巡回型になることにより、保護者の送迎がなくなることで、新たに通うことが出来る児童や、来年度、再来年度の新入生に対象の児童が入学してくる際には、より深刻な教室状況になることも予測されます。

私は「第4小学校については、いくら何でも・・というところがあるのではないか。第4小学校も今後普通教室が不足する可能性がある。場合によっては増築なども検討するのが妥当だ」と質したところ、教育総務課長は「ご指摘を賜りました。状況によって見直していきたいと考えている」と答弁しました。

この点については、他の複数の委員からも「パッと見て、やっぱり4小は誰が見ても同じ状況だ。他校と著しい差が出ないような努力は要望する」「施設の件は、私も皆さんと同じで、各校で施設の格差があるために指導に差が出てしまうことはあってはならない。施設を充実するための整備というのは、偏りなく十分に進めてほしい」といった指摘が相次ぎました。

※下記資料は市議会・文教子ども委員会資料「特別支援学級(通級)学校別在籍者一覧」より(赤四角は幸野が加筆)

 

●巡回型の特別支援教室だけでなく、特別支援学級の増設にも不安

今回の第三次基本計画案では、「特別支援学級の施設の整備を図ります」と明記し、具体的な整備計画はありませんが、対象の児童数が増えることに合わせて、着実な整備が求められています。

対象の児童数の増加については、前号の記事で示しましたが、今後も増加の一途をたどることが想定されています。

その際、固定学級やサポート教室などの増設の必要性が生まれた時に、この計画案にある「特別支援学級の施設の整備を図ります」という方針が、本当に実現できるかどうかは微妙です。

なぜなら、今回の「巡回型の特別支援教室」の記事だけでなく、前回の「普通教室が不足しているのに対応が後手に回っている」記事などに共通するのが、財政は厳しい」「人口は減少する」だから「公共施設は複合化(統廃合)を原則とする」ので、「公共施設は増やせない」といった市の「公共施設等総合管理計画」があるからです。

 

国分寺市の人口は著しく増加の一途をたどり、財政状況についても、消費税の増税や、北口再開発の一部売却益により、好転しているのにもかかわらず、事実現実を直視せずに井澤・自民党市政は、子どもたちや市民の願いに背いています。

人口や財政に関連する記事は↓コチラ

http://osamukouno0901.seesaa.net/category/25228816-1.html

矛盾に満ち満ちた、公共施設等総合管理計画を撤回させて、事実と現実に基づいた市政を取り戻しましょう。

今回の問題も、今年の市長選挙の大きな争点です。

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posted by 幸野おさむ at 10:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援学級にもしわ寄せが! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月09日

【第3次国分寺市 #特別支援教育 基本計画(義務教育時)(案)の課題(2)】教室不足の影響が、特別支援教育にも!特別な支援が必要な児童・生徒は増加しているのに #国分寺市 #巡回型の特別支援教室

現在、パブリック・コメントがかけられている「第3次国分寺市特別支援教育基本計画(義務教育時)(案)」(以下:第3次基本計画案)ですが、その中でも特に市民の皆様の大きな関心事でもあり、また市議会でも最大の焦点として議論がなされてきた「通級学級」(拠点校)⇒「巡回型の特別支援教室」(巡回校)への移行についてですが、1220日の市議会・文教子ども委員会で、一定の枠組みと課題が浮き彫りになってきましたので、今号では、そのことを中心に記事にしたいと思います。

 

●特別な支援が必要な子どもたちの増加

国分寺市の特別な支援が必要な子どもたちは、下記資料にあるように、特に小学校において右肩上がりで増加しています。(※下記資料参照)

国分寺市だけに限らず、全国的にも特別な支援が必要な子どもたちは増加しており、また、その子どもたちを地域の学校で育んでいく、インクルーシブ教育の推進も進んでいます。

そういう中で、国分寺市教育委員会が、この「特別支援教育」にかけてきた熱意と思いは、関係者の方々をはじめとして、市民の方々に大変高い評価をいただいている状況です。

このことは市民だけでなく、市議会でも多くの議員から評価されていることでもあります。

したがって、これからの記事を作成する大前提として、「現在の国分寺市の特別支援教育の水準は評価をしながらも、その水準を維持、もしくは更に向上させてほしいという思いで、綴っていきます。

※下記資料は3次国分寺市特別支援教育基本計画(義務教育時)(案)P4「国分寺市における特別支援学級に在籍する児童・生徒数の推移」より抜粋

 

●児童数が増加し、インクルーシブ教育が進めば、教室数の増加は避けられない

上記の資料のように、特に小学校において知的障がいの児童や、自閉症・情緒障がいを抱える児童が増えていることが分かります。

そのため、国分寺市では精力的に特別支援学級を小学校・中学校ともに増設してきました。(※下記資料参照)

※下記資料は3次国分寺市特別支援教育基本計画(義務教育時)(案)P3「市立小・中学校における特別支援学級等の設置状況」より

 

しかし、今回の第3次基本計画案においては、東京都が決定し、進めている「通級学級」(拠点校)⇒「巡回型の特別支援教室」(巡回校)への移行を実施しなければならず、すべての小学校において、来年度中に、「巡回型の特別支援教室」を新たに整備しなければならない状況です。

 

●巡回型の特別支援教室の意義と、通級学級の意義

この「巡回型の特別支援教室」とは・・これまで「通級学級」として、小学校では「第1小学校」「第5小学校」「第7小学校」「第8小学校」の4校で、その他の学校の児童も受け入れながら、いわゆる発達障がい・情緒障がいなどを抱える児童に対して、ソーシャルスキルトレーニングなどの社会性を養う教育訓練を中心に行ってきたものを、すべての小学校において実施することを決めたものです。

現在の「通級学級」では、その「通級学級」が設置してある学校に通うために保護者が送迎を行わなければならず、送迎できる方以外は、「通級学級」には通えなかったため、地域の指定学校に「巡回型の特別支援教室」が設置されれば、新たに通うことができる児童も増えるため、その点においては有意義だと考えます。

一方で、もともと「通級学級」に通っていた児童にとっては、@教室の面積や設備が整っており、Aそして一定の規模の小集団活動が常に行われ、B授業時間も一定確保できる、C自分の学校以外で気持ちがリセットできる、などの意義が後退する懸念が指摘されており、私もこの点に軸足を置いて市議会で議論をしてきました。

 

●拠点校と巡回校の教室の数や面積に著しい格差が

1220日の市議会・文教子ども委員会では、この間私が求めてきた資料が提出され、大きな議論になりました。

現在の「通級学級」が設置してある小学校については、その教室や設備をそのまま「拠点校」(以下:拠点校)として使用出来る一方で、新しく「巡回型の特別支援教室」(以下:巡回校)を設置する小学校については、どこの学校においても、「拠点校」の教室水準と比べて、著しい格差が生まれてしまう状況が明らかになったのです。(※下記資料参照:赤四角の学校は「巡回校」

※下記資料は市議会・文教子ども委員会資料「巡回型特別支援教室の開設予定場所について」より(赤字・赤四角は幸野が加筆)

(次回に続く)

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posted by 幸野おさむ at 09:04| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援学級にもしわ寄せが! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月08日

【第3次国分寺市 #特別支援教育 基本計画(義務教育時)(案)の課題(1)】市民説明会に参加!現行の #通級 の仕組みは存続!しかし、施設・教室面の課題あり! #国分寺市 #巡回型の特別支援教室

17日、14時〜本多公民館において「第3次国分寺市特別支援教育基本計画(義務教育時)(案)」についての第1回市民説明会が行われましたので、参加してきました。次回は110日(火)、18時〜ひかりプラザです。

※特別支援教育については、大変専門的な用語や内容が多くなっているので、一度「第3次国分寺市特別支援教育基本計画(義務教育時)(案)」をご覧になっていただくことをお勧めします。※資料は↓コチラ(市HP)から

http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisei/public/boshu/1014938.html

●市民説明会の開催を求めたものとしての責任

実は、この市民説明会ですが、114日の市議会・文教子ども委員会で、私がパブリック・コメントを行う際に、市民説明会を行う予定は?と質したところ、担当の統括指導主事は「市民への説明については、今のところ予定していないと答弁があり、ビックリして「いやいやちょっと待って下さい」・・と、私が中身そのものが大きな関心を呼んでいる。制度も複雑なため、市民の方に計画の説明をしないで、意見を求めるのは酷だと思う」「また対象になる方や、そうでない方も含めて、説明会を行う中で、理解を進めていく、理解を深めていくことも重要だと思う。そのステップとして説明会は必要不可欠だ」と質したところ、統括指導主事は「この件について検討させていただくと答弁していました。

その後、128日と20日の市議会・文教子ども委員会で示された資料に17日と、10日に市民説明会を行う」ことが明記されており、その場で私自身も「市民説明会を2回実施する決断に感謝を申し上げたい」と述べておりました。

そのため、今回の説明会に関しては「何が何でも参加しなければ・・」という思いで、参加をいたしました。色々と予定は立て込んでいたのですが、参加出来てホッとしているところです。

そして参加したことにより、市民の方の生のご意見を伺えたり、私自身もまた新たな発見や認識を深めることができて、本当に良かったと思っております。改めて関係者の皆様に感謝を申し上げます。<m(__)m>

 

●制度が変わっても、現在の通級学級の仕組みも存続

説明会では、今回の計画の最大の焦点になっている「通級学級」(拠点校)⇒「巡回型の特別支援教室」(巡回校)への移行について、市民の方から「@自分の子どもは、自分の学校を離れて、他校に通級することで、リラックスできている。Aまた通級学級がある学校は先生や児童にも理解があるが、通級学級がない所への学校や児童・保護者への説明はするのか」との質問が出されました。

これに対して、担当課長は@について「現行の通級学級の仕組みを阻むものではない。その児童にとって必要だと判断されれば、本人と保護者との合意形成により可能と説明がありました。

この点については、1220日の市議会・文教子ども委員会でも、学校指導課長より「個別の指導ではなく、小集団の指導をする際に、今ある通級学級のところで、複数の学校の子どもたちと実施するので、保護者との合意形成があれば可能」との答弁があったように、この間の関係者の皆様の強い熱意が、市教委にも届いて、柔軟に対応していただける可能性が生まれています。私自身も、この点は「大きな課題」だと重視し、市議会で、何度も要望してきた立場として、前向きな姿勢に変化してきたと考えております。

Aについて担当課長は「今後、通級学級がない学校にも、巡回型の特別支援教室が設置されるが、教育委員会として学校や先生に対し研修を行い学校からは児童や保護者にもきちんと説明を行うと回答がありました。

 

●「通級学級」⇒「巡回型の特別支援教室」への移行問題は、特に施設・教室面が課題

また、市民の方より中学校の巡回型の特別支援教室はどうなるのか」との質問に、担当課長は「東京都からは『平成33年度までに設置する』と言われているが、詳しい詳細はまだ来ていないのが現状」との説明がありました。

「通級について、市内のバスなどの公共交通機関を利用して通うこともできるか」との質問に可能だ」と回答しました。

「副籍制度について、給食の時間に交流するのは、適切でない気がする」との指摘には「特別支援学校と副籍のある学校で、相談して決めている。直接相談していただければ、対応は可能と回答されていました。

それ以外にも、特別支援教育における「合理的配慮」の課題や、インクルージブ教育の課題など、多岐にわたる質問や意見交換が交わされ、非常に有意義な説明会であったと思っております。

ただ、今回の計画の最大の焦点になっている「通級学級」⇒「巡回型の特別支援教室」への移行問題については、1220日の市議会・文教子ども委員会でのやり取りの中で、特に施設・教室面での課題が浮き彫りになっておりますので、この点については次回に記事にしたいと思います。

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posted by 幸野おさむ at 08:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援学級にもしわ寄せが! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする