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2014年01月19日

市議会・国保編NO.3 市議会は最終本会議で討論合戦へ

国庫負担金を操作した理由.pdf

問題は山積み。ありすぎて書ききれません。

(前回のつづき。今回でまとめるつもりです)・・ということが中心に厚生委員会で議論されましたが、それ以外にも

・「文書保存年限が1年となっているため、廃棄したと言っていますが、予算の積算根拠が1年だと、監査委員会の監査も、議会の決算審査も資料がないまま行われることになってしまう問題」や(これについては市長が見直すことを言明)

・「そもそも国保会計が4年連続で赤字で、しかも繰り上げ充用を繰り返していることが脱法的問題」や

・「平成25年度のワークシートのミスが一か所間違えていたと説明されていたのに、一か所どころでなく、5か所も6か所も間違えていて、単なるミスではないことが、この点でも証明されてしまった問題」や

・「国民健康保険運営協議会の委員選定が、市の方針『任期は原則8年』を超えて10年以上の方が16名中5名もいる問題」や

・「計算ミスによる赤字の原因は市だったことについて運営協議会の皆さんは全く知る由もない状況で今回の答申が出されている問題」や

・・・・・まだまだたくさんあるのですが、焦点がぼけてしまうとよくわからなくなっちゃうので、この程度にしますが、とにかく国分寺市が絶対におかしいことは間違いない事は明らかに致しました。

その上で、1217日、厚生委員会の討論に移ったのですが、委員会では前述のように賛成2、反対3で否決しました。しかも委員長以外全委員が討論を行うという、稀にみる場面になりました。

そして本会議の討論でも委員長を除く、厚生委員全員が討論しました。

 

市議会最終本会議でも珍しく討論の応酬に、これが議会制民主主義だ!(討論は要約)

 まず、討論に立った私は、「国保会計が赤字だからと言っていたが、実際は黒字だったこと。しかもその事務執行は地方財政法違反であること。単なる計算ミスではなく、市の政策的判断で法律違反が行われて赤字がつくられたこと。となると、今行われている値上げも、今回の値上げ条例の必要も全くないことについて、自ら犯した過ちを他人に押し付ける許しがたい暴挙だ」と糾弾し、「運営協議会の委員の皆さんにこれまで説明してきた赤字の原因と根本的に違う原因が明らかになった今、再度そのことをお知らせしたうえで、再度答申をいただくのが当然の摂理だ」とし、また「多摩26市中、一人あたりの医療費が21位という加入者の努力が垣間見える一方で、一人あたりの平均保険税が2番目に高くする、しかも一人あたりの繰り出し金は21位から13位へというのでは、あまりにも、バランスを欠いたものだ」と指摘して、力を込めて反対討論をしました。

 

公明党の木島議員は「予算編成時の積算根拠が示せない点は問題がある。説明責任を果たせないのは大変重要な問題。文書管理規定の保存年数の在り方についてもしかるべき必要な手続きを。一方で、必ずしも正確な数字が交付申請時には出せないという一定の限界もあることも斟酌するが、今後は言い訳にしないということを強く求める」として賛成討論をしました。

 

無所属の甲斐議員は「国庫負担金の偽装計上が5年間あったことが最大の反対理由だ。その計算できる数値を意図的に膨らませて、水増しして計上し、その穴埋めを一般会計でせずに加入者の赤字として計上してきた。2年前の値上げの際、国庫負担金の偽装計上を見抜けず賛成に回ってしまった私は議員辞職しなければいけないほど大きな責任を負ってしまっている。この赤字7億円が真実でない事が明らかになった以上、このことを治癒せずに値上げ案を簡単に容認することは出来ない。」として反対しました。

 

生活者ネットの岩永議員は、この法律違反の赤字偽装問題には一切触れず、「保険税を払えないという理由で市民を排除し、医療を受けられない人をつくるようなことはあってはならない。低所得者に対する税率改定は出来るだけ抑えるべきで、今回の提案はそうなっている」と賛成しました。・・・しかし、国分寺市は多摩26市の中で、来年度は最も低所得者に負担を強いる税額になることについて、どう説明するのでしょうか。(今回の値上げは所得割だけですが、2012年からの値上げは均等割りを断トツで1位に引き上げています)

 

 政策市民会議の皆川議員は「まず国保会計に対してやるべきことは、信頼を回復することだ。平成24年度決算において監査への間違った説明を行い、決算議案が撤回されたことは今までにない事だ。また予算計上の数字の根拠がない事自体が問題だ。ワークシートについても不適切だった。まずは全庁的に整理すべき。値上げをすべきことではない」と反対しました。

 

 法律違反の赤字偽装問題はこれからが本番

残念ながら、値上げ条例は可決されてしまいましたが、私たちの論戦が、ここまで局面を動かすことが出来たのは、そして市民の世論をつくりながら、行政と賛成議員を追い詰めることが出来たのは、社会保障推進協議会を中心とした市民運動と2986筆の署名の重み、さらには多くの方の議会傍聴のおかげだと思っています。

値上げ条例は可決されてしまいましたが、「法律違反の赤字偽装」問題は、解決したわけではありません。引き続き値上げSTOPと併せて市民に訴えていきたいと考えています。 

2014年、新しい時代を切り開く年に、ご一緒に取り組みましょう。

 

123日に行った一般質問の音声配信はこちらからhttp://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shigikai/9694/22705/022708.html



posted by 幸野おさむ at 16:05| 国民健康保険税の値上げスチョップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

市議会・国保編?「市が作為的に法律違反」って大丈夫?

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本来間違える筈のない国からの補助金(国庫負担金)

 (前回のつづき)市は国保会計が「赤字だから」と主張して「国保税の値上げ」を正当化してきました。しかし、市議会の審議を通じて、その赤字はすべて、「市の11.58億円にのぼる計算ミス(国庫負担金の)」によってつくられていたことが明らかになりました。ただ、市はこの大規模な計算ミスについての原因調査は一切拒否しています。

現時点での到達点は副市長の「(平成)25年度については計算ミス。(平成)24年度(以前の分は資料が廃棄されているので)確認できません」です。

 

では、本来間違える筈のない国庫負担金をなぜ、これだけ計算ミスをしてしまったのか。議会での議論を通じて見えてきたのは・・・。

 

計算ミスは市の補助金を減らしたい思惑からの作為的操作

市は、国保財政を支える一つの財源であり、市が負担する一般会計からの繰り出し金(市の補助金)について、平成21年度10億円、22年度11.2億円、23年度10.1億円、24年度8.2億円、25年度8.3億円と抑制、減少させてきています。医療費が増加して、国保税収入も伸びない中で、市の補助金まで削減すれば赤字になってしまうのは誰が見ても明らかなことです。

市長は「赤字の原因として平成21年度から24年度まで、(本来繰り出されるべき)一般会計からの繰り出し金が行われなかったことにおいて発生したことは確認されます」と答弁し、赤字に際し、市の補助金を投入してこなかったことを挙げています。

そして、市の資料には、この繰り出し金について「当初予算枠配分が予算積算に影響した」と、記載してあります。このことについて、私が質したところ、副市長は「予算編成の中でこの繰り出し金について、担当部の判断があって、全体として共有した結果」「枠配分を達成するための予算編成をしてきたことは、この事例の一つ」だと答弁し、繰り出し金を枠配分方式によって削減してきたことを認めました。

 

しかし、問題は当初予算編成の場面において、この繰り出し金を削減することが、法的に可能なのかという問題が出てきます。確かに、この繰り出し金については国民健康保険法には位置づけがなく、「いくらいくら繰り出しなさい」という規定はありません。ただ、繰り出し金以外の財源についてはすべて、法や条例などで「(国庫負担金で言えば)医療費に対して32%」といった形で決まっています。そうすると、歳出である医療費なども数字上はすべて確定していますので、自ずとこの繰り出し金についても逆算した数字が確定してくるのです。

このことを指摘した上で、私が「予算編成の時に市の政策判断で、この繰り出し金を可変することが出来るという認識なのか」と質したところ、副市長は「過去の経過をみれば、当初予算の時に、少なくともそういう可変があった。制度的に当然できる」と答弁しました。

今後、この答弁が非常に大事になってくると思っています。これは、予算編成に大きな権限を持つ副市長が、私の見解では法律的に可変することが出来ない予算額を、「制度的にできる」という認識に立っているということです。

 

赤字偽装は法律に抵触する国庫負担金の水増しへ

つまり、赤字の実態について、今の時点で言えることは、この可変できない繰り出し金を、枠配分方式によって削減することによって、法的に定まっている国庫負担金における予算計上について、繰り出し金を削減した分、水増しして予算編成をしてきたということです。結局、その水増しした分は財源として市には入ってこないわけですから、それがそのまま赤字になる、といった事態です。

ちなみに、平成21年度から24年度までの過去4年間、国庫負担金の市が計上した予算額と、法律通りに再計算した差額は11.58億円です。そして、その間の予算計上額と、決算確定額の差額は11.83億円で、ほとんど一致しているのです。

この赤字を理由に国保税の増税なんて、マジで意味がわかんないですよね。次回はまとめです。



posted by 幸野おさむ at 10:19| 国民健康保険税の値上げスチョップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月08日

1月8日 2014年の始まり始まり・・市議会・国保編?

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2014年、2013年から続く国分寺市のビッグニュース、国保税値上げ問題

国分寺市は、来年4月からの、重ねて国民健康保険税(国保税)を値上げする条例改正案を12月市議会に提案しました。国分寺市議会では、私が所属する厚生委員会において、1217日に賛成2、反対3で否決しましたが、最終日1220日の本会議において、賛成15反対8(○自民5:公明4:生活者ネット3:みんな2:無所属1 ×共産3:政策市民会議3:社民1:無所属1)で逆転可決、成立させられてしまいました。

ガックシ”(-“”-)”

 

しかし、ちょうど2年前に値上げ条例が提案された時には、反対議員は4名(共産3:社民1)だったのが、今回、日本共産党の調査と論戦によって、これまでになく反対の世論を拡げ、「自信をもって反対する」議員(無所属:甲斐議員)も出てくるなど、一定の大きな変化は作れたと思っています。また、賛成した議員も、「私自身も問題がある状況と認識している」(公明:木島議員)と、賛成する立場とは思えない討論しか出来ないところまで矛盾が拡大していることも重要だと思います。

 

赤字はすべて法律違反の予算計上が原因、実は赤字ではなく黒字だった・・・(すごい見出しですよね。でも本当なんです)

 国分寺市は、この間、国保会計が赤字だからと言って、連続した値上げを進めていますが、今市議会において、私が請求して提出された資料によると、過去4年間に積み上げられた国保会計の赤字総額7億円を上回り、国からの補助金である国庫負担金の当初予算計上額の計算ミス額が1158百万円あったことが明らかになりました。(えーーー?)

 このことについて、厚生委員会で、質したところ、副市長は「仮に国庫負担金のルール上で計算したものとの比較の差額は、逆に黒字が4億円ぐらい出ている。数字の計算はそうなることは認める」と答弁しました。(えーーーー・・・マジすか?赤字じゃなかったんですか、だってもう値上げは行われてますよね・・・?)

 これは、この間市が赤字の原因だと説明してきた、@加入者の医療費が増加しているからA市民の所得が減少していて税収入が増えないから、との主張が、根本から誤っていたことを証明するものです。そして、この赤字を理由に、現在行われている昨年度から来年度にかけての国保税の値上げや、今回提案された値上げ条例についても、必要性が全くなかったことを裏付けるものです。

 

 この関連の資料はすべて廃棄され、担当者の記憶は消されている

行政事務としては、信じられない事態になっているのにも関わらず、このことを厚生委員会で、さらに追及し、「この重大なミスの原因分析と検証を早急にやるべきだ」と、求めたところ、副市長が「資料はすべて廃棄されている」「担当者にヒアリングをしたが記憶にない」「検証は限界にきている」と拒否しました。(まるで特定秘密にでも指定されてしまっているかのような答弁です)

そこで私が、さらに「資料がない事を含め、説明できないことは地方財政法に抵触するのではないか」と問うたところ、副市長は「予算の積算根拠を説明できないということは、法律に照らせば不適切な取り扱いである」と法律に抵触することを認めました。(すごい答弁が出てきました。もう市議になって7年になりますが、こんな答弁を市議会で聞くのは、私も初めてです。)

でもでもでも、次に出てきた答弁は、「ですから、その部分は不適切な扱いでありましたと、再発防止に努めますということをお詫び申し上げました」ですって。

 

・・・たぶん、すごい開き直りなんだろうなと。受け止めました。

こんなやりとりが厚生委員会であったのに、値上げ条例が可決されちゃったんです。これじゃあ、2014年に持ち越さざるをえないですよね。

 

 



posted by 幸野おさむ at 17:38| 国民健康保険税の値上げスチョップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月14日

2.15市報一面が隠すもの

2月15日号の市報一面に「国民健康保険税率を改定します」「国民健康保険税の安定した運営を目指して」が掲載されています。


中身は「国保財政の逼迫した現状」として「増え続ける医療費」や「伸び悩む国保税収入」と、「一般会計からの繰入金は限界」となっています。


「なんとなく、そうなんだろうな〜」って思う人が多いかもしれません。そういう方に、私から少し、注釈をつけさせてください。


一つは、医療費の増減について、市自身が正確に把握できていないことがあります。


というのも、市報の記事では「加入者の高齢化による医療機会の増加」と記載していますが、実際には平成20年度から後期高齢者医療制度が開始されたことにより、75歳以上の加入者はすべて後期高齢者医療制度に移ることになったために、国保加入者の高齢化はほとんど進んでいないのです。そのため医療費が記事では「平均3.55%(平成18年度〜22年度)で年々増加」などと記載していますが、平成18年度から19年度と、20年度から22年度までは医療費そのものの対象がガラッと変わっているのが実態です。


さらに言えば、市には残念ながら20年度から21年度、21年度から22年度の2回にわたる医療費の増減値の資料しかないのが現実で、そこから、今後の医療費がどのように変化するかを推察するのは極めて困難と言わざるをえません。なのに、国保会計の医療費が今後も高齢化によって伸びていくかのような記載は、市民を欺く以外、何ものでもないと言えるでしょう。このことは昨年の市議会第4回定例会の厚生委員会でも明らかにしています。


もう一つ、納得できないのは、「一般会計からの繰入金は限界」だとしていることについてです。これも平成18年度から22年度までの市の繰入金が増え続けている図3を載せていますが、一方でこの額というのは、他の自治体に比べると低すぎる水準だという事実(26市で22年度は21位、その前はもっと低い)があるのです。さらにこの図の21年度と22年度の赤字分は、後期高齢者医療制度が始まり、さまざまなお金の流れが生まれ、その過程において、市の算定ミスによって生まれた赤字分だからです。(詳しくは過去のブログ記事を参照してください)


なので、あとは、これまでの国保会計に対して市長が反省して、赤字分を自ら解消しなけれがならないのに、責任を加入者に押し付けることを決定してしまいました。市議会もこれを認めてしまったので、残念ですが、来年度の予算議会はこれからです。改めて、市長の責任で値上げをしないよう求めていきたいと思います。


posted by 幸野おさむ at 16:24| 国民健康保険税の値上げスチョップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月22日

市議会・第4回定例会は閉会、国保税の値上げは可決してしまいました。








12月21日に閉会した市議会・第四回定例会では、大幅な国民健康保険税の値上げ条例や、新たに学童保育や児童館を指定管理者に指定する条例などを可決し、閉会しました。
 最後に国保税の値上げについて、私が本会議質問をし、市の方針とも辻褄の合わない提案だということを明らかにし、値上げする根拠も理由も破綻しているのに、市議会は市民に負担を押し付ける条例を決めてしまいました。

 第四回定例会は、矛盾と憤りと怒りに震える市議会でした。なぜこんなことがまかり通ってしまうのか、市民の皆さんに知っていただきたい一日でした。

posted by 幸野おさむ at 14:04| 国民健康保険税の値上げスチョップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする