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2017年01月24日

【財源は十分にある!問題は市長の政治姿勢(5)】 #国分寺駅北口再開発 の事業費は900億円! 市の負担は320億円! 戻入される150億円は「開発優先」ではなく「市民生活優先」に! #国分寺市 #「ここ幸!ブログ」↓

前号では、2017年度末に国分寺駅北口再開発のツインタワーマンションが完成することによって、その敷地の売却益である150億円が歳入されることにより、市の積立金が100億円を超えることを記事にしました。

今号では、このことによって、国分寺駅北口再開発は成功したのではないか?との見方があることについて、私の見解をまとめたいと思います。

 

●国分寺駅北口再開発の2.1haだけで、市民の負担は320億円!

国分寺駅北口再開発事業の事業費については、過去をたどると大変な歴史があるのですが、はっきり言えることは、計画を見直すたびに、何度も何度も事業費は膨れ上がってきたということです。(下記資料参照)

※下記資料は幸野作成「国分寺駅北口再開発事業費の推移」より

国分寺駅北口再開発事業費の推移(単位億円)
日付 総事業費 市負担
2007年3月 464 133
2008年3月 537 169
2009年5月 521 177
2009年12月 556 196
2010年1月 612 203
2010年12月 611 211
                                        

そして、2014年の12月時点では、総事業費は約650億円で、そのうち市の負担は約200億円という説明がなされておりました。(※下記資料左グラフ参照)

※下記資料は幸野作成資料「国分寺駅北口再開発の総事業費と市負担の真実」より(市議会での資料や答弁より作成)

しかし、201412月の市議会・一般質問で私が請求した資料によって、この事業費の中には、含まれていない費用が明らかになり、これまでの説明とは全く違う金額が浮き出てきたのです。(※上記資料中グラフ参照)

事業費の中に含まれていない費用とは、@事業認可を取得する前に行った再開発用地の先行買収費の一部(原価と時価の差額分)や、A事業のための借金の利子費用に加え、B再開発事業に携わった人件費などについてです。

そしてさらに、被災地復興の本格化や、オリンピック需要によって、資材費の高騰や人件費も増えたことによって、工事費が増加しました。

それらをすべて含めると、現時点における総事業費は約900億円、そのうち市の負担は約470億円(※上記資料右グラフ参照)となっており、この市民負担の金額を12万人市民の一人当たりに換算すると、赤ちゃんからお年寄りまで「市民一人当たり38万円」の負担になります。

この事実と、前段の落札額との関係を整理したうえで、最終的に出てくる市民の負担金額は、470億から150億を差し引くので、市の負担320ということになります。(「市民一人当たりの金額は26万円」

一方で、私が真実を明らかにする前の市の説明に基づいて計算すると、200億円から150億円を差し引くので、市の負担50億円で済んでいたことになります。(「市民一人当たりの金額は4万円」

・・皆さん、どうお考えでしょうか?

 

●他の予算へのしわ寄せはあまりに大きすぎる!「成功」等とは到底思えない!

国分寺駅北口再開発2.1haのためだけに、市民の税金320億円(市民一人当たりの金額は26万円)」使われている事実を踏まえても、皆さんは本事業が「成功した」と思えるでしょうか。

しかも、税金というくくりでいえば、国からの補助金が「200億円」東京都からの補助金が「85億円」補助されていますから、国税・都税も含めた税金総額では「605億円」ということになります。

国分寺市の総務費や民生費(福祉)、衛生費(環境等)、商工費、農林費、土木費、教育費など、一般会計の年間予算が約400億円前後ですから、わずか2.1haのエリアにこれだけの市民税・税金がつぎ込まれていること自体、驚愕の事だと思います。

以前、他の自治体の議員と懇談した際に、この話しをしたところ「財政破たんするのではないか?」と興味津々に聞かれたこともあるほど、この金額というのは衝撃的なものなのです。

そして結果的には、この事業のために、長年にわたって、市の「財政が厳しい」状態は続き、この間記事にしてきたような市民生活への悪影響が深刻になっているのです。

私としては、このような事実を考えたとき、とてもではありませんが「成功した」などと思うことは出来ません。いくつものボタンの掛け違い、政策判断のミスによって、大変な事態になってしまったと思っております。

市議会議員としての責任も感じております。

 

●臨時収入65億円の性格を踏まえ、市民に還元を!

したがって、今回歳入される臨時収入、約65億円についても、今後何に使うべきか、使途をどうするべきか、これまでの経過をきちんと踏まえて、検討する必要があると思います。

また、私自身としては、本事業の一部敷地の売却により、戻入される売却益については、再び大型開発に回すのではなく、市民に還元すべき財源だと考えます。

臨時収入があるからといって、即座に「新庁舎建設」「公共施設の統廃合」に使ってしまうのではなく、まずは市民のために使うことが優先されるべきだと思います。

消費税の増税分の使途同様、これまでつぎ込まれてきた多大なる市民の負担の一部が、ただ単に戻入されているだけの財源なわけですから。

 

●開発ばかりに税金を回す市政の転換を!

今後、井澤市長が前のめりになっている「公共施設マネジメント」「新庁舎建設」「西国分寺駅の北口再開発」といった、開発行政ばかりに、財源が回されないようにしなければなりません

国分寺市の財政状況は、現時点においても、今後についても、市民の大きな負担を伴って、明らかに好転していきます。

この財源の使い道について、「開発行政優先」か「市民の暮らし優先」か、今度の市長選挙では大きく問われる最大の争点の一つです。

 

最後に、この点についても強調したいところですが、「国分寺駅北口再開発」の事業費については、他の自治体の再開発と比べても、ケタ違いになりそうなほど、税金がつぎ込まれている事業です。以前は「スカイツリーと同じ事業費じゃないか」と批判していましたが、今やスカイツリーを上から見下ろすほどの事業費になってしまいました・・・。ガックシ(≧◇≦)(※下記資料参照)

※下記資料は幸野作成資料「国分寺駅北口再開発の他市再開発事例との比較」より(市議会での資料より作成)

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posted by 幸野おさむ at 12:07| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 財政状況は好転しているのに「厳しい」? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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