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2016年11月20日

【 #国分寺市 総合ビジョン:2 現基本構想と現基本計画の評価・総括を行っておらず】今後の8年間を占う最上位計画を「0ベースでつくってる」と答弁。 #反省と教訓なし度LV10

今号では、市議会・総合ビジョン特別委員会で、この間ブログで厳しく批判してきた@「自治基本条例上の「評価の手続き」をまともに踏んでいない問題」について、改めて質疑を行った内容について記事にします。

・・とその前に、今回の記事は「専門用語」が多々出てきますので、あらかじめ記事の内容をざっくりと言ってしまうと「一般的に、『計画を立てて、継続的に取り組むもの』について、その『計画期間が終了し、継続して計画を作る際』には、『現行の計画の評価・総括をして、反省と教訓を次に繋げた計画』にするのは、当然のことだと思うのですが、残念ながら国分寺市は、その国分寺市の最上位計画ですら、これらのことがまともに行われていない・・・という話です。このことを念頭に、以下の文章をご覧になってください。

 

●第4次長期総合計画の「基本構想」と「基本計画」の評価と総括が、なされていない!

特別委員会で、私が「第4次長期総合計画の基本構想と三つの基本計画(国分寺づくり編、財政計画編、行政経営編)について、自治基本条例に基づいて市民参加で評価・総括をしたうえで、総合ビジョンの策定を行うべきだ」と求めたところ、担当課長は基本構想については数値的な目標がないので評価しない」と答弁し、基本計画の評価については国分寺づくり編は実施計画の評価と施策評価(両方とも基本計画全体の評価ではない)を行っている」「財政計画編は評価を行っていないが、予算や決算の状況についてホームページで公表している(市民参加の評価とは全く無関係の話)」「行政経営編は行政改革実施プランを評価(実施計画の評価のみ)している」と答弁し、「したがって自治基本条例に則って評価を行っている」と強弁しました。

※「基本構想」(国分寺市ビジョン)と「基本計画」と「実施計画」(両方を合わせて国分寺市ビジョン実行計画)の構成関係については下記資料を参照

※下記資料は現行(2007年度から2016年度)「第4次長期総合計画の「計画の構成と期間」より抜粋((赤字・赤線は総合ビジョンの構成を幸野が加筆)

この時点で、難しい言葉がいろいろ出てきてしまっているのですが、非常に大事なことですのでこのやりとりについてもう少し詳しく解説いたします。

 

●「基本構想」と「基本計画」の市民参加による評価・総括は自治基本条例の要請!

自治基本条例第6条では、「基本構想及び基本計画その他の基本的政策を定める計画並びにこれらに基づく実施計画の策定」において、「政策の立案、実施及び評価のそれぞれの過程において参加の権利を保障し、協働を推進します」としています。(下記資料参照)

※下記資料は「自治基本条例逐条解説」の「第6条(参加と協働の推進)」より抜粋(赤線は幸野が加筆)

すなわち、国分寺市の最高規範である自治基本条例は、具体的な計画である「実施計画」もさることながら、その大元になる(数値的な目標はない)「基本構想」と「基本計画」についても、「政策の立案、実施及び評価のそれぞれの過程」を「市民参加」によって行わなければならないことを定めているのです。

しかし国分寺市は、「基本構想については評価しない」と開き直り、基本計画の3つである「国分寺づくり編は基本計画全体としては評価していない」「財政計画編は全く評価していない」「行政経営編は基本計画としては評価していない」ことを認めながら、「自治基本条例に則って評価を行っている」と強弁しているのです。はっきり申し上げると支離滅裂な答弁であるわけですが、「基本構想」と「基本計画」については、「市民参加の評価」以前の問題として、評価自体・評価そのものさえ行っておらず、行政運営の大前提であるPDCAサイクルが全く機能していないという異常な事態だと言わなければなりません。

さらに詳しく解説しますと、国分寺市が主張している「実施計画の評価や施策評価」についての市民参加は「行政改革推進委員会」という付属機関の委員のみで、公募市民の定数はわずか3という状況です。わずか3人の市民しか参加できない「行政改革推進委員会」で評価を行ったことをもって、この実施計画の評価と施策評価を「自治基本条例に則って評価を行っている」などと言うのは、あまりにおこがましいと言えるのではないでしょうか。

 

●評価・総括がなければ、反省と教訓は引き出せない。継続性も発展性も見いだせなくなる!

さて皆さん、なぜ私はこの「基本構想」と「基本計画」における評価の手続きについて、これほどこだわって、指摘しているのかと言いますと、ただ単に「自治基本条例違反だ」と騒ぎ立てたいだけなのではありません

次期基本構想である「国分寺市ビジョン」をより実情に照らして市民的なものにするために、この10年間基づいてきた「基本構想」と「基本計画」の市民的に良かった点や悪かった点、守るべきもの、引き継ぐべきもの、改善すべきものなどをきちんと見いだして、次期基本構想に反映させていくことが、行政の継続・発展という点で不可欠だと考えているからです。それは行政に携わるものだけでなく、長期的に継続的に目標に向かって取り組む方なら、当然誰しもが思うことだと考えるからです。

ですから、今回の私の委員会でのこの指摘に対し、他の複数の委員の方からも同様の指摘が相次ぎました。そして最終的に国分寺市は「これからどのように評価をすることができるか検討する」と答弁せざるをえませんでした。

しかし同委員会では「(今回の総合ビジョンは)ゼロベースで検討してきた」とも答弁しており、現時点において、現行の「基本構想」と「基本計画」の「反省と教訓」は全く反映されていない状況です。

国分寺市が、この問題について、どこまで本気で受け止めていただいているかはわかりません。

しかし私は、これらの「評価・総括」を、国分寺市がまともに行ってきていない時点で、次期長期総合計画である「国分寺市総合ビジョン」を性急に策定してしまうことは、将来にわたって「大変な禍根」を残すと考えています。

したがって、「国分寺市総合ビジョン」は、策定スケジュールを延期し、現行の第4次長期総合計画について、市民参加による「評価・総括」をきちんとしたうえで、市民的に納得できる形での「策定手続き」を取ることが必要だと考えます。

また、今回の問題だけにとどまらず、PDCAサイクルと市民参加の評価は、国分寺市のあらゆる場面で実施していただきたいと切に願っております。

次回は、これらの問題が原因でA「現行の基本構想に記載してある肝心のキーワードが抜けている問題」について、記事にしたいと思います。

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